すべてB'z~たまにB'z以外~

リモートDTMロックユニット「親戚グルーヴ」のコンポーザー"ヒロ・ヴィシャス"が大好きなB'zの楽曲群をデビュー曲~年代順にシングル・アルバム曲を1曲ずつレビューしていきます

BIG

アルバム「LOOSE」12曲目「BIG」

アコースティックギターと打ち込みを主体に構成された、フォーキーなナンバー。
パワフルな曲が多かったので一旦ここで小休止、本アルバムの中では癒やし系の楽曲。
ギターと打ち込みの組み合わせは初期のB'zを彷彿とさせます。
ちょっと歌詞がコミカルな所が妙に和みます。

イントロのメジャーコードを使ったアコギのアルペジオフレーズがフォークっぽい。
Aメロ♪いきおいだけで何週間も〜こんなフォークっぽいメロディー、なかなか珍しい、バッキングはアコギのアルペジオ
Bメロ♪ジョッキ片手に騒ぐ〜ここからカントリー調な雰囲気に、打ち込みのリズムもGOOD、なんかアメリカの片田舎風景が浮かぶ。

サビ♪こんなことでこんなとこで〜
軽快なサビメロディー、サビ終わりの"絶対にビッグ"の連呼はかなりキャッチーです。

歌詞は「俺はビッグになるんだ!」という事を歌ってます。
勢いだけで休みなく働き、満員電車に揺られて悶々とする毎日。
飲み屋に行けば、ビールを飲みながら騒ぐ人もいて、喧嘩する人もいる。
サラリーマンの日常が描かれており、
更には、合鍵まで作った同棲している彼女に浮気されてしまう始末・・・何たる悲哀。
そこで「俺はビッグになるんだ!」と言い聞かせる。

「こんなことでこんなとこで
俺は悩んでる場合じゃない
もっとビッグにならなきゃ
いけない男だから俺は」

「こんなことでこんなとこで
俺は何をわめいている
いじめられても笑い飛ばす
明日の俺は今日よりもビッグ
絶対にビッグ」

悔しい思いをしながら、この野心がとても心打たれます、ちょっと弱々しく歌う所が非常に人間味があって良い

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B'z - BIG


、最後辺りのサビで"ちくしょう"とボヤくのですが、クスっとしてまうコミカルさがとても良い味出してます。

サウンドアメリカンですが、歌詞ははサラリーマンのリアルな内情、この対比が面白い楽曲です。