ヒミツなふたり
アルバム「The 7th Blues」 DISC1 7曲目「ヒミツなふたり」
こちらも明るく弾けたブラスセクションが印象的なポップロックナンバー。 本アルバムはダークとか暗いとか言いつつもポップな曲、結構ありますね(笑)
イントロは、初期を彷彿とさせるデジタルビートから16ビートのドラムが入りブルージーな低音リフが炸裂、荒々しさがロック。 ゴキゲンな(死語?)ブラスセクションがメチャメチャポップです、ギターを1弦、1フレットずつオルタイネイトピッキングしながら上下するバッキングフレーズがクールです。
Aメロ入り直前のベースのスラップフレーズが最高にクール。
Aメロ♪とびきりフレッシュな 仲だと いつもいいふらしてるのに〜リズミカルなメロディー、ギターのクリーンカッティングがダンサブル。
Bメロ♪謎めいたところに 魅かれる 性分ゆえに〜アイドルソングばりのポップなメロディー。
サビ♪やんなっちゃうよ 漁らないでよ〜キャッチーだけどどこかコミカルなメロディー、このヤケクソ感がいいんですよ(笑)
ギターソロでは、松本氏の十八番である、アクの強いライトハンドチョーキングが炸裂してます、松本氏のサウンドだとすぐ分かりますね。
歌詞は「付き合っている彼女と倦怠期に入ってる最中の男性側の心情」を描いております。 「とびきりフレッシュな 仲だと いつもいいふらしてるのに なんでなの 増えていくのは おまえのアクビよ 謎めいたところに 魅かれる 性分ゆえに知ってしまったとたんに 飽きるんだとさ」
常に新鮮な気持ちで付き合っているはずなのに、彼女は退屈そう。 ミステリアスな部分に惹かれたのに、深く知っていくうちに飽きてきてる彼女。
「やんなっちゃうよ 漁らないでよ かっこいいオレのヒミツ」
どんなに親しい仲でも明かせない秘密が1つや2つあるものです。
「ミステリアスを 貧りあい もうおなかいっぱいかもね 以心伝心(いしんでんしん)と背中合わせだぜ 退屈な関係は」
お互い何も知らなかった時は、貪るように探るけど、それももう満腹気味。 互いの事が分かり合うと、以心伝心ができる関係になりますが、それもそれでなんか退屈、ミステリアスとのバランスが難しい。
「天井裏に アレをかくしとこうっと。今晩」 一体何を隠したのでしょうか?(笑)大体想像はつきますがね(笑)
コミカルな歌詞です。 「男は無口な方がいいと 誰か 歌ったなあ」八代亜紀「舟唄」の一節を引用、遊び心あります。
「たまには 小出しにしようよ いやらしい ふたりのヒミツ 驚きの向こうに 楽しいマグワイ」
一気に自分をさらけ出すのではなく、少しずつさらけ出していこう。 "マグワイ"こんなにどストレートな表現良いんですかね(笑)
当時のB'zのギラギラしてぶっ飛んでる感じが伝わりますね。 歌詞はなんか、可愛らしいというかコミカルなので、ちょっと適当感のあるコミックソング的な立ち位置でしょうか。