すべてB'z~たまにB'z以外~

リモートDTMロックユニット「親戚グルーヴ」のコンポーザー"ヒロ・ヴィシャス"が大好きなB'zの楽曲群をデビュー曲~年代順にシングル・アルバム曲を1曲ずつレビューしていきます

流れゆく日々

10作目オリジナルアルバム「Brotherhood」

8曲目「流れゆく日々」

気だるく退廃的で哀愁も感じるスローロックナンバー🎤

トレモロの効いた倦怠感のあるアルペジオフレーズから、スローな16ビートを展開。何処かシリアスでホラーテイストの入ったギターフレーズが耳に残ります。

Aメロ♪降りそそぐ日差しに輝いてる〜トレモロアルペジオをバックに、ノスタルジーで優しいメロディーと稲葉氏の囁くような裏声交じりの感傷的なヴォーカルがセクシーで、最高にエモーショナル😆

サビ♪僕達は戦った〜気だるいメロディーにロックなスローグルーヴが何とも退廃的な雰囲気を醸し出してます。

2コーラス終わると、曲調が一転。
構築美溢れる怒涛のギターソロ、しかも2 分の長尺ソロ。
絶望的で、燃え尽きる感じを見事にギターで表現されています。この激情的なギターソロはB'zのギターソロの中でも屈指の名演だと思います🎸とにかく凄い、泣ける😭

歌詞全部
"降りそそぐ陽ざしに輝いている
川の流れを 橋の上から眺めれば

なつかしい映画のように 映される日々

僕たちは戦った
欲望も愛情もむきだして
果てしなくけわしい旅で
何をわかりあえたのだろう

行きかう人は みな 何かを背負って
楽しく 哀しく 明日に向かって生きる

離れても 体の中 熱さが残り

もういやだと 叫んでいた
燃えるような日々は流れてゆき
何もない退屈な日々へと
姿を変えてゆく"

一見すると辛い過去を回想している内容ですが、 戦争で壮絶な戦いを経験し、生きて故郷に戻った兵士、平和な日々の中で何処か虚無感を感じ、過去と現在の狭間で苦しんでいる模様が描かれているような気がしました。
短い文章でこれだけ複雑な心情を表現できる稲葉氏はさすが👏🎉


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