すべてB'z~たまにB'z以外~

リモートDTMロックユニット「親戚グルーヴ」のコンポーザー"ヒロ・ヴィシャス"が大好きなB'zの楽曲群をデビュー曲~年代順にシングル・アルバム曲を1曲ずつレビューしていきます

YOU & I

16作目のシングル「ねがい」  C/W曲「YOU & I 」

ロディアスで爽快感溢れるポップロックナンバー。 ベストアルバムのファン投票でTOP5に入るくらい、ファンから大変人気が高い楽曲。シングル並みのクオリティなのにC/W曲なのがホントに凄い。

イントロのフレーズはハープとかギターではない弦楽器で奏でてるのかな?と思ったら、なんとギターでタッピングハーモニクスだった時の衝撃、近年発売されたB'zのライブDVDで判明したんですが、何故こんなフレーズが思いつくのか??理解に苦しみます(笑)松本氏、天才です。 メロディアスなデジタルビートの後、シンプルだけとポップでダンサブルなギターリフが炸裂、バッキングのシンセフレーズもメロディアス。

イントロからギターリフの流れまず素晴らしい。

Aメロ♪嫌いだあなたといる時の僕が〜のっけから爽やかなメロディー、バッキングギターの浮遊感のディレイサウンドがより爽やかさを引き立てます。

Bメロ♪嫉妬心を我慢しながら〜凄く印象的なメロディー、耳に残ります。

サビ♪いなくなってしまえ 憂鬱と一緒に〜爽快感が最高潮、ホントに爽やか、しかもキャッチーなメロディー。 バッキングのブラスセクションがまたゴージャス感が出てます。

後半♪もう何もない 意味さえない〜のメロディーは最高に切ないです この楽曲は歌詞は切ない感じでメロディーは明るい、このアンバランスさが切なさを増幅させる不思議。 余計に泣けてくるというか。

ギターソロはスピード感溢れるフレーズの応酬、あっという間に駆け抜けます。リズム取るの難しいだろうなぁ〜 、松本氏特有の難しさがあります。

歌詞は「男女の付き合いの中で起こる、苦しさや苛立ち」を描いてます。

「きらいだ あなたといるときの僕が たまらなく情けなくて みんなの前じゃ本当はもっと はつらつとしてるはずなのに 嫉妬心を我慢しながら 卑屈なつくり笑い見せる」 人前では、とても活き活きしていて落ち込んでるイメージのない主人公、しかし彼女といる時は、情けなく感じている、それは彼女への嫉妬心が生まれており、作り笑いが出てしまうくらいとても穏やかではない様子。

「いなくなってしまえ 憂欝といっしょに あなたがいなけりゃ 楽な気持ちになれるだろ 何もかも 静かになって ああ眠れるよ」

彼女からいなくなって欲しい、そうすれば気持ちが楽になり、穏やかに過ごせる。 自分から彼女に別れを告げる事が出来ない主人公、彼女が大好きなんだなぁ〜という気持ちが伝わってきます、こういう微妙なニュアンスを表現するのホントに上手いです。

「きらいじゃない あなたと楽しむ僕は 無防備で素直な人間」 1番とは真逆の表現です、主人公は彼女の事がやはり大好きなようです。

「あなたがいなけりゃ あとは寂しさに耐えればいい つまらない 毎日を 送ればいい」

彼女と別れたら、せいせいするんじゃなくてやはり寂しい主人公、、楽しかったり、苦しかったり、ある意味刺激的な毎日ではなくなり、つまらない平凡な毎日なる、完全に断ち切れない様子。 稲葉氏十八番である女性に未練たらたらな主人公ですね(笑) 「もう何もない 意味さえない Yes, just YOU & I きっと良かったんだろう 僕たちはめぐり会えて・・・」

この後、2人は別れたのか?別れてないのか?どっちとも取れる非常に意味深な歌詞、どっちだと思いますか?? 

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