すべてB'z~たまにB'z以外~

リモートDTMロックユニット「親戚グルーヴ」のコンポーザー"ヒロ・ヴィシャス"が大好きなB'zの楽曲群をデビュー曲~年代順にシングル・アルバム曲を1曲ずつレビューしていきます

『快楽の部屋』

アルバム「IN THE LIFE」3曲目『快楽の部屋』

究極にエロいミドルテンポのロックナンバー。

本アルバムでは、1番ロックしていてハードな楽曲。

ミニアルバム「MARS」のコンセプトである「踊れるハードロック」の完成形と言っても過言ではありません。

「MARS」に入っていても違和感ないですね。

イントロは狂ったようなギターのノイズ、跳ねたギターリフな超カッコいい。

 

バンド演奏が始まりAメロ♪鍵をかけたら なにはともあれ脱がしっこしようから~のっけからエロさ直球の歌詞、バッキングはメインギターリフが鳴っており、凄く洋楽的、ロックしてます。

Bメロ~羞恥心をロッカーに預けたら さぁ興奮のるつぼにジャンプ(ジャンプ!)~サビへ向かう高揚感がたまらない、そして「ジャンプ!」のコーラス、サビに向けてテンション上がりまくり。

サビ♪乱れたヘア そのまま踊らせ なりゆきまかせ 腰をふれベイビー~エロさ全開のサビ。Let`s drink the night away!の決めフレーズもクール。 

そしてこの楽曲は間奏が面白い。

 

ハードなギターソロから、バスドラムの4打ちのリズムに、ワウの効いたカッティングが乗り、怪しく激しいサックスソロ、そしてジャジーなピアノソロ、訳分からない狂ったフレーズを展開、なんとアバンギャルドな。

Cメロ♪バカにしちゃダメ 意味のないほど 意義あるTIME OF MY ライアイアイイェアーーー!このシャウトで盛り上がり最高潮。ライブ空間を彷彿させる プロレスエコーが入り、ラストサビへ。

このように間奏から目まぐるしく変わる展開、編曲も大変凝ってます。

アバンギャルドな部分、当時衝撃的でしたね、B'zのイメージからかけ離れていたので、この楽曲あまり聴かなかったのですが、いろんな音楽に触れるようになり、良さが分かりました。

松本氏のギターは終始ハード、きっとこの手の楽曲はロックがやりたかった松本氏にとって、演奏するの楽しかったと思います。

レコーディング時「ギターの快感もあった」と語っておりました。

メインギターリフは「ドロップD 」という変則チューニングで弾いているのですが、このリフ、メチャメチャ難しい。

口では簡単に口ずさめますが、実際に弾いてみるとこの跳ねたグルーヴが出せない、松本氏のリズム感が日本人離れしている事を感じました。

歌詞は「B'zのLIVE GYM(B'zのライブの名称)の空間」がテーマですが、LIVE GYMの空間を性行為に例えて歌っており、前曲「Tonight」よりもストレートにエロさを表現してます。

 

サビフレーズ

「乱れたヘア そのまま踊らせ なりゆきまかせ 腰をふれベイビー 誰にも真似できない あなたのダンス キめれば夜空もとろける チョコレートケーキ 艶めかしいフレグランス 言葉じゃとても言い足りない 強いアルコール キてるロックン・ロール&ディープキス 快楽をキめようよ Don't be late!」

攻撃的ですね。めちゃくちゃストレート。

これで稲葉氏=エロのイメージがつきました(笑)

  1曲目「Wonderful Opportunity 」の歌詞を書いた人と同一人物とはとても思えません(笑)

ライブではあまり演奏されないのが不思議、ライブ映えするのになぁ~。

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