すべてB'z~たまにB'z以外~

リモートDTMロックユニット「親戚グルーヴ」のコンポーザー"ヒロ・ヴィシャス"が大好きなB'zの楽曲群をデビュー曲~年代順にシングル・アルバム曲を1曲ずつレビューしていきます

GO-GO-GIRLS

シングル「ALONE」C/W曲「GO-GO-GIRLS」

デジタル色満載のポップなB'z流アイドルソング

坪倉唯子」というアーティストに楽曲提供し、それをセルフカバーしたという珍しい楽曲。

イントロの軽快なリズム、この楽曲の要であるポップな打ち込みフレーズが入り、サビメロディをなぞるシンセと共に松本氏のハードなバッキングギターが入ります。

特にBメロのメロディが、サビヘの盛り上がりを助長させており、サビ♪GO GO GIRL  あたし綺麗になるの~一気に突き抜けます。

サビのメロディは軽快で非常に中毒性が高い。

今までB'z流アイドルソングは何曲かありましたが、いずれもギターは控えめ、でもこの楽曲はギターは結構前に出ており、バッキングのオブリガード、ギターソロで速弾きしてます。

歌詞は「付き合ってた女々しい男とさっさと別れてもっと綺麗になりたい」というボヤキ、女性目線の歌詞です。

「フラれようとしてるその姿勢が とても女々しい キライ お望みどおりこっちからバイバイ みんなに好かれてなさい boy」

なんかこのフレーズは刺さりますね、確かにフるより、フラれる方が楽なんですよね・・・(笑)

稲葉氏のオカマ調の歌唱?(褒めてます)もかなりサマになっており、「ドキンドキン」「あたし綺麗になるの」等今のB'zでは絶対聴く事の出来ないフレーズが散見され、超新鮮。楽曲もそうですが、「ALONE」からの作詞のこの振り幅、とても同じ人が書いたと思えません(笑)

デジタルサウンドとギターが融合し、それでいてポップ。これこそB'z初期の特徴ですが、ある意味この楽曲は初期サウンドの集大成だと思います。この時期のB`zのイメージそのものです。


 

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