FRIDAY MIDNIGHT BLUE
アルバム「RISKY」9曲目 「FRIDAY MIDNIGHT BLUE」
ダンサンブルなロックナンバー。
このアルバムで1番へヴィでロックしてる楽曲ですが、妙に哀愁が漂います。
イントロからギターリフを主体に楽曲が展開します。 Aメロ~Bメロ ブレイクを活かしたリズム、気だるいメロディがロックっぽさ出てます。
サビで一気にダンサンブルに展開、A,Bメロでブレイクが効いてる分、サビが突き抜ける感じがとても心地良い。
ギターもアーミングを絡めたプレイがロックでトリッキー。 ギターソロ後ラストサビに入る前のギターフレーズがカッコイイ。
歌詞の内容は「あるタクシードライバーが実は売れない絵描き、本当は絵描きをやりたいが生活のためにタクシードライバーをやってる自分への葛藤」
この楽曲の歌詞が面白くて好きで、
生活のために好きじゃない仕事をやっているという描写が上手い。
「心も踊る WEEKEND 憂鬱な彼は TAXY DRlVER 客の多い夜が辛い 気持ちはまるで MONDAY MORNING BLUE」
土・日休みの前日金曜日は、皆気分はウキウキ、でも俺は働かなきゃいけない・・・サービス業の人はタクシードライバーじゃなくても共感出きる部分じゃないでしょうか(笑)
「本当は売れない絵描きなのさ このベレーは制服じゃない」 「こんな時間にハンドルなんか握っていたくない」 本当にやりたい事で飯が食えないという悔しさを感じますね。
「FRIDAY MIDNIGHT BLUE 帰りたいよ早く 夢が呼んでるから SO BABY!
幸せは キャンバスの中に 好きなよ
うに描けるはずだから
どうしてもこの忙しさは とても理不尽に思えてしょうがない」
メチャクチャ葛藤してますね。 ここまでくると悲哀に感じます。
「現実を乗車拒否を出来ないのが辛いところ」
絵描きで食べていけないのが現実、だから働かなきゃいけない、この事実からは逃れられない、これを自分の現実をタクシーの「乗車拒否」にかけるのは上手い。
この歌詞妙にリアルですが、昔稲葉氏がたまたま乗り合わせたタクシードライバーの話が元にになっているみたいです。 「売れればいい いつか奴の絵も」 この方、その後絵描きとして成功したのでしょうか?メチャクチャ気になる~
3:31 ~本楽曲始まります。