すべてB'z~たまにB'z以外~

リモートDTMロックユニット「親戚グルーヴ」のコンポーザー"ヒロ・ヴィシャス"が大好きなB'zの楽曲群をデビュー曲~年代順にシングル・アルバム曲を1曲ずつレビューしていきます

僕の罪

ミニアルバム「FRIENDS」 scene2「僕の罪」

東洋風メロディーが印象的なポップナンバー。 

イントロ、メロディアスなシンセループフレーズをバックに、松本氏のヴォリューム奏法を駆使した耽美的なフレーズが乗ります、のっけから松本節炸裂です。

ガラスの割れる音から演奏が始まります、東洋風のメロディー印象的で、松本氏のギタークリーンカッティングが光ります。

Aメロ♪やめた煙草に手を出すように~この憂いに満ちたメロディーが何回聴いても良い、正直サビメロディーより好き。 バッキングギターでは、シンプルにコードを鳴らしているだけなのに、妙にセクシー。

Bメロ♪居心地の良い 場所だけを探して歩くやつなのかから~ 8ビートに変わり、疾走感の中に切なさ漂うメロディー。

サビ♪I know I know わかってる~Aメロ、Bメロはメロディアスですが、サビはキャッチーな東洋風メロディー、この対比が良い。

ギターソロ以外はディストーションギターを使用しておらず、サビもひたすらギタークリーンカッティング、この楽曲の肝です。

間奏は演奏が止まり、メロディアスなシンセループフレーズをバックに、耽美的なギターソロ、フレット間をスライドしながら奏でる、シンプルだけど切なくも美しいフレーズ。

稲葉氏のヴォーカルは抑え気味、この楽曲は切なくもありますが、どことなく明るくポップに歌ってるので、楽曲全体がさほど感傷的な雰囲気にはなっていません。

歌詞は「再会」のシーンにあたり、「別れてしまった彼女と久しぶりの再会」を描いております。 完全に「僕の罪」だと自分が別れる原因を作ってしまった事を主張しておりますが、そな原因は語られておりません。 主人公はヨリを戻したいが、相手はまだ時が十分に経っていないと思う彼女、後半主人公が「何かが違う」と臆病になって、どうしていいのか分からない感じる描写があり、ヤキモキしますね。

 この楽曲はなんか地味な位置づけなんですよね、私は大好きです。

 

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