VAMPIRE WOMAN
アルバム「RISKY」7曲目 「VAMPIRE WOMAN」
ハウスビートを主体にしたナンバー。全体的に妖艶な雰囲気、序盤の稲葉氏と女性の台詞からしてもう怪しい感じです。
このアルバムの中でも異色作。
イントロのから軽快なハウスビートとキーボード、このキーボードのフレーズがこの楽曲のサウンドの要。ギターのクリーンカッティングが乗っかってよりファンキーに。
ギターソロは、アーミングを使った唸るようなプレイ、よーく聴くと速弾きフレーズ全く弾いてないんでよね。こういうプレイが出来る部分も松本氏の魅力の1つ。曲の雰囲気を重視し、自己主張の強いプレイをしない所に作曲家としての側面を感じます。
歌詞は「主人公の男かヴァイパイアウーマンを誘惑し、最終的に男が夢中になってしまう 」という内容。サスペンス要素のある歌詞の中でも女性に振り回される稲葉節全開なのはさすがです(笑)
歌詞の一節に「百聞は一夜に如かず」と出て来ますが、ことわざ「百聞は一見に如かず」をもじってます。ことわざをも大胆に自分流に変えてしまうトリッキーさ、天才です。
「一難去ってまた一難」→「一男去ってまた一男」男をコロコロ変えるという表現にアレンジしてるもの上手すぎる。
この楽曲、後にB`zの歴史いや、日本音楽の歴史の中で燦然と輝く大名曲中の大名曲「LOVE PHANTOM」の元となった楽曲でもあります。
本楽曲は5:10~始まります