Out Of Control
アルバム「RUN」5曲目「Out Of Control 」
パンキッシュなハードロックナンバー。 本アルバムで1番へヴィで、ロックしてます。 へヴィなんだけど何処かポップで聴きやすくしちゃう所が凄い。
ホーンセクションやシンセサイザーは皆無で、ハモンドオルガン、ギター、ベース、ドラムと演奏形態も非常にシンプル。
シンバルの合図音から、スネア連打から、パンキッシュで荒々しいビートに、ソリッドなへヴィメタル風のメインギターリフが加わり、ロックバンドって感じ。
稲葉氏の超絶ロングシャウトでテンション上がります。
リズムチェンジを経てAメロ♪目を擦りながら週刊誌~Aメロという概念ではないです、タメの効いた16ビートに変わり、バッキングのギターが凄い事になってます、 ヴァンヘイレンばりのギターリフとグルーヴ、このグルーヴ感はもはやアメリカのロックバンド、B'zの演奏力の高さが伺えます。日本のアーティストがこのアメリカンロックの雰囲気を良く出せたなと感心、しかもこのバッキングにメロディを乗せられるのが凄い。
コピーの難易度は高い。リズムが難しい。
サビコーラスでは再びパンキッシュなビートに戻り♪out of control がんじがらめよ なんでそうなるの~とメロディアスではないですが、この強引なキャッチーさが耳に残ります、勢いはもはらパンクロックです。
中間にタメが効いた16ビートのグルーヴに、ハモンドオルガンソロ、超クール。
そしてバンド体の見せ場は、ギターとハモンドオルガンの掛け合いがスリリングなソロ、ギターも超絶に速弾きしてます、ラストはギターとオルガンのユニゾンソロが圧巻、Mr.Bigを彷彿とさせる超絶技巧です。
最後のブレイクダウンでは稲葉氏の超絶ロングシャウト、血管がぶちギレちゃいそう、一体どんな喉してんだ?稲葉氏のロングシャウトが開花された楽曲でもあります。
歌詞は「マスコミにプライバシーを阻害される事を愚痴る」という内容、稲葉氏曰く「愚痴オンリーのに曲、それだけ」「長髪兄ちゃんのボヤキ」との事。
社会風刺なんだけど、歌詞がコミカルなのでシリアスな感じがしません、当時の若者の話し言葉で書かれてるのでなんか「クスっ」ってなっちゃいます(笑)
「I DON'T LIKE YOU NO!」(お前が大嫌い)
「もう大きくなったんだから 他に書くことあるだろと」
稲葉氏、すごーく嫌な事があったのでしょうか?(笑)