すべてB'z~たまにB'z以外~

リモートDTMロックユニット「親戚グルーヴ」のコンポーザー"ヒロ・ヴィシャス"が大好きなB'zの楽曲群をデビュー曲~年代順にシングル・アルバム曲を1曲ずつレビューしていきます

BABY MOON

B'zのミニアルバム「FRIENDS II」

4曲目「BABY MOON」

短調のボサノバを取り入れたムーディーなナンバー。
まさかB'zのボサノバが聴けるとは・・・超実験的で、ある意味ヘヴィ。 

イントロからギターフレーズからボサノヴァリズム全開、超新鮮。
Aメロ♪何度電話しただろう〜ムーディーなメロディーにメロウなバッキングオブリがメチャメチャお洒落。
サビ♪ああもう変になりそう〜なんとエロティックでセクシーなメロディー、稲葉氏のヴォーカルが超セクシーで、雰囲気満天。

間奏、ジャジーなピアノソロが入っており、喫茶店のBGMでも全然イケるレベルで洒落てます。

ギターソロ、優しい繊細なタッチなソロが素晴らしい、ホントに松本氏はロックギタリストなのか??前作のシングル「Real Thing Shakes」でギターをガンガン弾きまくってた人と同じ人が弾いてると思うと非常に感慨深い。

歌詞は「青少年と年上の女性のもどかしい恋愛」を描いております。

「何度電話しただろう 受話器置いてもう出かけよう
さみしい首都高 憑かれたように走れ
いやいやでも 仕方なしでもいい部屋に入れて
月はオレンジの頼りないBABY MOON」
好きな女性がなかなか電話に出ず、いてもたってもいられなくなり、車で首都高を突っ走る、会いたくて会いたくて仕方ない主人公。
この「Baby Moon」とは造語なのでしょうか?「頼りない月」という意味なようです。

「今夜 ダメになりそう
他に行く所も特にない
Ah こんな僕を見ても
君は可愛く笑ってるだけでしょう」
僕にはあなたしかいないとかなり夢中になっているが女性は余裕の表情、女性の方がかなり優位に立っているようです、主人公がもう女性に溺れている・・・

「大人びてるアイスレモンティー 氷がグラスで音たてるたびに
僕は狂った犬になって 噛みそう」
稲葉氏のエロティックでセクシーな表現。上手いですね~。

「ああもう ヘンになってくる
君の光を浴びるほどに
教えて この関係どう思う?
青少年なこの気持ち弄べよ」
女性と関係を持ち、その魅力どんどんのめり込む主人公、僕はあなたを真剣に想っている、僕達はどんな関係?もう弄ばれても良いや・・・女性から完全に遊ばれています。

「BABY, I'm BABY MOON 石になりそう
君の光を浴びないと
You're the SUN 僕だけを照らして
ああもうどうでもいい いっそ始めてしまおう
ねぇ ギクシャクしてみよう」
最終的に、この開き直り(笑)
魅力的な女性に弄ばれる様がホントに見事に表現されています、ここでも十八番が炸裂。
今のB`zではなかなか聴く事の出来ない雰囲気の楽曲です。


B'z BABY MOON

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