Long Distance Call
アルバム「Wanna Go Home」3曲目「Long Distance Call」
ミディアムテンポで爽やかなナンバー。 すごく優しくて爽やかなのにどこか切ない雰囲気が何ともノスタルジック。
これもギターインストの歌モノとして成立してますね。
クリーンギターのサビフレーズから曲が始まります、このメロディが凄く爽やか。
天気の良い朝に聴くととても爽やかな気分になれます。
37秒~のメロディーは控えでどこか切ない。
Aメロ→Bメロ→サビと緩やかに展開します。
ラストサビ前のオルゴール風?のシンセフレーズ 、ドラマティックなブレイクダウン。ドラムフィルが入り、ディストーションサウンドに切り替わってラストサビフレーズが気持ちよく響き渡る、このブレイクダウンによりサビへの爆発的高揚感を演出。
サビフレーズですが、サウンドが違うととても切なくてエモーショナルに聴こえる。
そしてクライマックスは3:58~、音階が下降して、一気に泣きのフレーズへと展開。ここが最高にメロディアスでエモーショナル、感情爆発。 メインサビフレーズがベースにあって、メロディを少し外しながらアドリブっぽく弾いて、チョーキング1発で音を響かせる感じ(語彙力無くてすみません)このニュアンス個人的にすごく大好きです。
全体的に楽曲構成はシンプルで、テクニカルな一切はやっておりません、楽曲はメロディが大事という事を改めて教えて頂きました。
インスト楽曲においても、ギタリストのエゴでテクニックをひけらかしたりせず、楽曲を最大限に引き立てる事にエネルギーを注ぐ所、作曲家としての側面が濃く出ていますね。
ちなみにこの楽曲、かなり長い間TOKYO-FMの交通情報で流れていたらしいので、何となく耳にした事ある方は多いのでは?
この楽曲の詩
「Callするよ 僕が何処にいたとしても だって、君の声が聞きたいもの 雨は降ってるけど泣かないで 週末には戻るから 今度歩いてみようよ運河沿いの道を 週末には戻るから 」
タイトル通り、遠距離の相手(彼女?)に電話して、いつも君の声が聞きたい・・・という気持ちをイメージした楽曲なんでしょうか。