Easy Come, Easy Go!
6thシングル「 Easy Come, Easy Go!」 1990年 10月3日発売。
アコースティックな雰囲気の軽快なナンバー。
ライブで度々演奏され、ライブでは稲葉氏がアコースティックギターを弾きながら歌うのが定番。
このシングルを皮切りに、デジタルビートの脱却が少しずつ始まります。 2ndアルバム「OFF THE LOCK」に収録されてる「GUITUR KIDS RHASODY」でもアコースティックな雰囲気のナンバーをやりましたが、今回はシングル曲という事もあり、アコースティックだけどダンサンブルでよりキャッチ―になってます。
まずイントロのサックスとギターのユニゾンフレーズから爽やかで軽快、もうここで心鷲掴み。
サビ♪踊ろうよLADY 優しいスロウダンス また始まるまばゆいショウタイム~は最高にキャッチー 、そこから♪NaNaNaNaNaNa~と更にキャッチーなフレーズが畳みかけてきます、ライブで盛り上がらないわけない。おそらくライブ想定で作ってるであろう。
ギターソロ、アコースティックな感じの曲ですが2:39から~サラリと早弾きフレーズ入れてます。
歌詞の内容は「失恋した女の子を、くよくよすんなよ!と励ます」というもの、爽やかなお兄ちゃんが隣で励ましてくれてる気持ちになり、この歌詞に励まされた方、多かったんじゃないでしょうか。
タイトル「Easy Come,Easy Go!」とは和訳すると「簡単に手に入るものは、簡単に失う」らいしいですが「楽をして手に入れたから、簡単に失っても平気だよ」というニュアンスも込められてるみたいなので、稲葉氏は後者のニュアンスを全面に出してます。 歌詞に「逆境にくじけるな」という一節が出てきますが、稲葉氏が実際に卒業文集に書いていたフレーズ。 昔から文才ありですね。
私が稲葉氏が作詞家としての才能を強く感じた一節
「生涯 最愛のものを手に入れるまで 晴天ばかりは続かない...体が気づいてる 過ぎた時間はすべてDestiny 今の君を産んでくれた」
正に人生訓。
単に失恋を励ますという枠には収まり切らない歌詞の奥深さ。 シンプルで響きます。
実はこの楽曲を初めて聴いた地味な印象であまり好きじゃありませんでした。というのもこの曲の前に、B'zのパンチ力ありすぎる数々のミリオンヒット曲を体現してしまっていたので、どうしても地味な印象が残ってしまいました(リリースした順番を遡って曲を聴いていたのがいけなかったですかね・・・なんせこの先、この楽曲が霞むほどの大名曲ばかりが誕生しますから)
でも繰り返し聴いていると好きになりましたね。私の中ではスルメ曲です。