マグマ

「たまにB'z以外」という事で
1997年1月29日リリース
稲葉氏初のソロアルバム「マグマ」を　レビューします。

B'zの世界とは全く違う稲葉氏独自の世界観を展開。
B'zのようなスタジアムロック要素やキャッチーさは皆無、全体的に暗く（良い意味で）何処か陰があるような感じで少しとっつきにくいですが（これは私の個人的な感想）購入当時は初めて聴いた時、とても難解に感じ、まだ自分には早いと思いました（笑）今ではこの良さが分かります。聴けば聴くほど味わいのあるアルバム。
作詞作曲は全て稲葉氏が担当、95年辺りからB'zの編曲にも参加するようになり、作詞だけでなく楽曲制作過程にも加わった事で、自身の楽曲制作を作るようになり、B'z以外で自分を表現してみたいと思ったようです。デビューから9年でヴォーカリストとして年々凄まじい進化を遂げておりますが「いちB'zのヴォーカリスト」から作曲・アレンジも出来るミュージシャンとして一歩踏み出しました。
アレンジ面では外部ミュージシャンやアレンジャーと作りあげており、ロックリフを主体としたナンバーもありますが全体的にジャジーな雰囲気が漂い、ボサノバやアフリカ音楽っぽいアレンジもあり、ロックとはまた違う趣を感じさせます。
作詞もB'zのような分かりやすいキャッチーな内容ではなく、濃く深め。
内面描写ホントに上手い方です、
制約などなく自由に作詞されてる感じがしますね。