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リモートDTMロックユニット「親戚グルーヴ」のコンポーザー"ヒロ・ヴィシャス"が大好きなB'zの楽曲群をデビュー曲~年代順にシングル・アルバム曲を1曲ずつレビューしていきます

CAUSE WE'VE ENDED AS LOVERS

アルバム「ROCK'N ROLL STANDARD CLUB BAND」
3曲目「CAUSE WE'VE ENDED AS LOVERS」

世界的なギタリスト、ジェフ・ベックのカバー曲。


Gt.松本孝弘
ba.明石昌夫
Dr.青山純
key.小野塚晃

全編ギターインストのナンバー。
邦題「悲しみの恋人達」で有名な楽曲。
インストゥルメンタルアルバム『ブロウ・バイ・ブロウ』に収録されているため、フュージョン色が強め。
元々スティーヴィー・ワンダー作曲で「シリータ・ライト」というソウルシンガーが歌っていた、物静かてメロウな楽曲。
ジェフベック独自の解釈により、チョーキングピッキングハーモニクス、ヴォリューム奏法等のギターアレンジが施され、泣きのインストに生まれ変わり、一躍有名になったナンバーでもあります。

この楽曲は、繊細なチョーキングテクニックが必須、テクニック的にはさほど難しい事はやっていないのですが、チョーキングで感情を出す部分が凄く難しい、ギタリストの表現力が問われますね。
このチョーキングが、この楽曲の何とも言えない哀愁を表現しています。
後半のタメの利いたプレイも渋いです。
松本氏は原曲を忠実に再現しておりますが、さすがのチョーキングテクニック、松本氏も感情でギターを奏でる側面もあるのでTAKトーンを駆使してさすがの表現力、自分の物にしてます。
ソリッドでタメの利いたプレイ、ピッキングハーモニクスがメチャクチャエモーショナルでカッコイイです。

↓こちらはジェフ・ベックバージョンです。


哀しみの恋人達 / ジェフ・ベック

 

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