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リモートDTMロックユニット「親戚グルーヴ」のコンポーザー"ヒロ・ヴィシャス"が大好きなB'zの楽曲群をデビュー曲~年代順にシングル・アルバム曲を1曲ずつレビューしていきます

砂の花びら

アルバム「LOOSE」10曲目「砂の花びら」 乾いたアメリカンな雰囲気が漂う、アコースティックロックナンバー。 The 7th Bluesに収録されていた「Queen of Madrid」と同系の楽曲だと松本氏が言っておりました。確かにそんな感じですね。

イントロは、美しいアコギの音色で奏でられる印象的なアルペジオ、ベースがサビフレーズを奏でる斬新さ、メロディアスに聴こえます。

バンド演奏が始まり、8ビートに乗せて、サビフレーズをTAKトーンがなぞります。

大人のロックですねぇ。

Aメロ♪Honey あなたの肌を触りたく〜サビまでは、メロディアスでアメリカンな雰囲気。コードカッティングを混ぜたブルージーなオブリガードもクール。稲葉氏の抑え気味なハスキーヴォーカルがgood。

サビ♪いでよ 砂の花びらyeah〜 なんかサビになると、ちょっと雰囲気変わります、オリエンタルな雰囲気を感じます。"いでよ"というフレーズだからなんか余計にそう思うのかも。 ちょっぴりダークで枯れた感じのヴォーカルが素晴らしい。

ギターソロ、抑え気味だけど、哀愁が漂っていて、渋くて、ブルージー。特にギターソロの入りなんて砂の嵐の中で弾いてる感じがしてカッコイイですね。 

歌詞はすごく意味深、ストレート読めばいつものように魅力的な女性に振り回されながらも報われない主人公が描かれております(笑)歌詞はまさに稲葉節、可哀相なくらい女性に溺れている様子。 性的な意味を持つフレーズを比喩表現でオブラートに包んでいます。 どんな解釈なのか考えれば考えるほど分からなくなってきたので、歌詞を読んで吟味してみて下さい(笑)

Honey あなたの肌を触りたくて 僕はついふしあわせなフリをしちゃうよ

冷たく優しく振り回しといて どういうつもり 何時になったらご褒美をくれるの

いでよ 光る砂の花びら yeah

咲いてみせておくれ baby

いじくればこなごなに 崩れ落ちてゆくよ

 

m, m, money 気がつきゃ裸で踊らされてるよ

夜が明けたとしても宴会は続くのです

とどまることのない 欲に犯されて 穴だらけの心は何時までも満たされない

いでよ 光る砂の花びら yeah

咲いてみせておくれ baby

思わせぶりはやめて そばに行かせてくれ

 

逃げないでよ 光る砂の花びら yeah

とろけるよな蜜の味 誘われひきずられよう

この世の果てまで 太陽が僕を焦がしつづける yeah

微熱にうなされたまま 誰かを忘れてゆく 何かを失くしてく

 uh… I'm losing you…

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