#1090 〜Thousand Dreams〜

アルバム「Wanna Go Home」9曲目「#1090 〜Thousand Dreams〜」

あの長寿音楽番組「ミュージックステーション」の不動のテーマソングとして超有名ですね。

もはや説明の必要がないくらい多くの人が耳にしているインスト楽曲でしょう。

「太陽に吠えろのテーマ」,F1でお馴染みの「Truth」等日本でも有名なインスト楽曲がありますが、これらの楽曲と双璧を成すと言っても過言ではありません。

しかしギターメインのインスト楽曲を世間に知らしめた松本氏の功績は素晴らしいです。 ギターのサンプリングやメロディの逆再生音？から楽曲スタート。

シングルバージョンとはイントロが異なるらしいです。

そして跳ねたギターリフ、超クールです。この跳ねたニュアンスを出すのが大変難しい、ホントギターキッズ泣かせな方です(笑)

そこからあの有名なギターフレーズがデジタルビートに乗って炸裂、何処か東洋風なフレーズがとてもキャッチー。

個人的なギタープレイの聴き所はは2:48～松本氏特有のタイム感のあるプレイ、テクニカルだけど メロディアスなフレーズが何とも聴いていて心地よい。

タイム感やフレーズセンスが洋楽のロックバンドギタリストみたいで日本人離れしてるんですよね。 CDのブックレットに松本氏からこんなメッセージが込められています。

 「18歳の頃、本当は今のMATSUMOTOに憧れてたけど　毎日ギターに囲まれていられるギターショップでの生活もまあ、悪くないか・・・なんて思ったりした　人それぞれには生活があって、みんなすこしずつだってクオリティ上げたいと思って日々、勉強したり働いている　でも、努力したり遠まわりしたりするのが面倒だから　時々このままで良いか・・・なんて思う　もしかしたら世の中の半分以上の人達がそう思って　あきらめてしまっているかもしれない　本当は誰もが個々のステージでスターになりたいはずなのに・・・　だから僕はこのGuitar♯1090を弾き続ける　すこしでも多くの人々に楽しんでもらいたいし感動を与えたい　そうすることで僕の持つたくさんの夢も叶えられると信じているから」

松本氏が言うと説得力あるなぁ、考えさせられてしまう。

個人的には「何の役に立つか分からなくても　自分が無心になれるくらい好きな事を一心不乱にやってごらん」っていうメッセージに感じました。