すべてB'z~たまにB'z以外~

リモートDTMロックユニット「親戚グルーヴ」のコンポーザー"ヒロ・ヴィシャス"が大好きなB'zの楽曲群をデビュー曲~年代順にシングル・アルバム曲を1曲ずつレビューしていきます

WILD LIFE

アルバム「IN THE LIFE」7曲目「WILD LIFE」

アップテンポでキャッチーなナンバー。

ハードロックと歌謡曲のバランスがちょうど良く、このアルバムで1番B'zっぽい、B'z王道と言える楽曲ですね。

イントロ♪in the wild life!キャッチーなコーラス後、ドラムフィルが入り、バンド演奏へ。 サビメロディをギターでなぞるお得意の編曲ですが、なんかこのイントロがホントB'zって感じ。

Aメロからアップテンポ、Bメロ♪最新情報に目をうばわれ~メロディアスでダンサブル、浮遊感のあるシンセ効果的に使われてます。

サビ♪Wild life メラメラ燃える 恋の矢を握りしめて~キャッチーです。

ギターは適度にハードですね。 Aメロのコードバッキングにハンマリング・プリングを駆使したオブリガードがハードロックな感じ、2番はのAメロフレーズをギターで奏でる部分が好き、展開を単調にしないためのこういうちょっとした編曲センスが素晴らしい。

Bメロのザクザクしたコードバッキングが上手くからみ、気持ちいいグルーヴを産み出してます。

ギターソロの中間、アウトロは鬼のレガート速弾きを連発、特にアウトロは速弾きの後、TAKトーンのチョーキングを思い切り響かせたエモーショナルなフレーズも盛り込んでおり、松本氏の王道フレーズです。

歌詞は「魅力的な気まぐれな女性 を追いかける」という内容。

好きだと思ったら何でもやる、君のためなら裸にもなれる、この思いは誰にも止められない。 人生は1度しかない、後悔はしたくないから君を追いかける。

稲葉氏十八番の女性に振り回されてしまう情けない感じではなく、この主人公は少し何処かクールに感じますね、「WILD」だからか?(笑)

歌詞に出てくる「ブロンコビリー」とは、「ブロンコ・ビリー」とは1980年公開のクリントイーストウッド主演の映画。 この映画は、30歳まで靴屋をやっていたがある日突然、実はカウボーイになりたかったんだと気付いていきなり仕事を辞めて人生を変えるという内容。

作中「人生は1度しかない」というセリフが出てくるのですが、主人公はきっとこの映画の影響を受けているのでしょう

。 稲葉氏、この楽曲の作詞には非常に苦労したとの事、「見ていていたたまれなかった」と松本氏も語っているくらい。

アルバムタイトルに近い "in the wild life"というフレーズが出てくる所を見ると、表題曲という位置付けなのかもしれません。
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